個性的な陶磁器を生み出す陶芸作家
浜坂尚子さんのアトリエを訪問
浜坂尚子さんとは、かれこれ18年前に出会った。
美大予備校で知り合い、学生時代は会う機会も多々あったのだが、武蔵野美術大学造形学部の工芸工業デザイン学科を卒業した後、常滑市に移り制作を開始した事から、なかなか会う機会が無かった。
都内で個展を行うようになってから何度か伺うようになり、先日初めて彼女のアトリエを訪問した。
浜坂尚子さんの作風は、「泥漿鋳込み成形」という製法を用いており、顔料を混ぜた土で絵を描くように型に絵付けを行う。
以前は白地に鮮やかな色彩を用いた作品が多かったが、近年は土の色や質感を活かした作品も増えている。
食器だけでなく、オブジェや時計など幅広い作品
浜坂尚子さんの作品は、ティーカップやポット、平皿や小皿といった食器だけでなく、時計や小動物の置物、花器など幅広く制作している。実際に食器をテーブルに並べるだけで、なんだか食卓だけでなく、その時間がウキウキしてくるような作品だ。
ガラス作家キッタヨーコさんとのアートユニット「nicorabbi(ニコラビ)」
2004年からガラス作家のキッタヨーコさんと、「nicorabbi(ニコラビ)」というアートユニットを結成し、 磁器のポットにガラスの蓋という組み合わせや、磁器の香台にガラスの香立という組み合わせなど、 ガラスと磁器を組み合わせた作品を多数発表している。
こちらも都内で展覧会が開催されることがあるので、個展も含めて要チェックです。
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