レイモン・サヴィニャックの秘蔵ポスター展

レイモン・サヴィニャック|RAYMOND SAVIGNAC (1907~2002)

Cafeやインテリアショップ、雑貨屋などで見かける機会の増えたサヴィニャックのポスター ミシュラン、エアー・フランスや日本でも牛乳石鹸や森永チョコレート, サントリー、豊島園などのポスターなどを手掛けています。

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ムーン ランデブー ポスターカラー・紙/原画
Copyright © ADAGP,Paris,& SPDA,Tokyo 2007

貴重な原画を中心に当時のオリジナルポスター復刻版ポスターオリジナルグッズが、2007年3月25日から渋谷文化村ギャラリーにて販売されるとの事。
本来有料で見るような原画やオリジナルポスターがギャラリーにて無料で見れてしまい、さらに購入も可能だという。
ポイントはガーナチョコレートのパッケージデザインをした経緯から、ガーナ共和国の通貨として使用できる記念コイン(世界限定500個)が日本で始めて発売されるという点。
その他、BIC(フランスのボールペンやライターのブランド)のトートバッグも販売され、ポスターや原画だけでなく、気軽にサビニャックグッズを購入できるとのこと。
また、世界でも有数のサヴィニャックコレクターの山下純弘氏(ギィ・アンティック ギャラリー)のトークも予定しているとの事で、生前のサヴィニャックや作品について彼の体験を交えて聞くことができるという。
サヴィニャックファン、彼のポスターに興味がある方のみならず、彼のレアな作品を無料で見ることができる機会でもあるので、桜を見がてら足を運んでみてはいかがだろうか。

【追記】2007/3/23

本日東急文化村のサビニャック展に行ってきました。 ポスター、原画など合わせて90点以上が並んでおり、サントリー美術館で行われた120点の展覧会と比較しても、90点もの展示物が無料で見ることができるだけでも驚愕! そして、なによりもそれら展示物が購入できてしまうのだから、さらに驚愕!! 価格も代官山のサビニャックを扱う某画廊と比較しても、大物は約半額という価格にさらに驚愕!!! 3000円程度のカードから、3万円程度のポスター、上は200万円くらいの大物もありましたが、市場価格から見てもかなり安く、何よりも今回はサビニャック自身のコレクションから仕入れているため状態も非常に良い上に、かなりレアなポスター、リトグラフが多数あるため、結構売れているので早い者勝ち状態でした。 コインも飾ってあり、ガーナチョコレートのパッケージに、カラーでガーナチョコのサビニャックの画がカラーでプリントされていました。こちらも1万円ちょっとという手頃な価格なので、結構売れているようです。

今日は即決しないつもりでしたが、気軽に手の届く価格帯だったので、ついつい数点購入してしまいました。

美術館に行くつもりで是非足を運んでみてはいかがでしょうか。かなりお勧めです。

【追記】2007/4/6

"Happy Dream 「レイモン・サヴィニャック展」"として、恵比寿三越にて、 4月6日(金)~22日(日)まで開催されます。場所は1・2階/アトリウム。 レイモン・サヴィニャックの生誕100年を記念して作られた限定記念コインも販売されます。 山下純弘氏のトークショーもあるとの事。

サヴィニャックのポスターなどについてのお問合せを受け付けることが出来ます。
手に入れたいポスター、サヴィニャック自身のコレクションなど、購入希望の方は、コメント欄よりお問合せください。

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タンタン・オレンジ
1962年 リトグラフ
© ADAGP,Paris,& SPDA,Tokyo 2007

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ユーズ・ユア・ローフ
1974年 ポスターカラー・紙/原画
© ADAGP,Paris,& SPDA,Tokyo 2007

ポスタリストの重鎮、渋谷に出現

「最近、色んなお店で見かけるあのポスター、カワイイけど誰が描いたものなんだろう??」
と思って調べてみたらサヴィニャックの作品だったなんてことがあったはず。
 近年、彼の作品はカフェや雑貨屋、洋服屋とあらゆる場所で私たちの目に飛び込んでくる。
 彼の作品達は単純な構図の中に鮮烈な色彩をのせ、フランス伝統のユーモアとエスプリを有し、見る側にストレスを感じさせることなく、しかし鋭いメッセージを込めて迫ってくる。

 1907年にフランスのパリで生まれた彼は、20代で当時の人気ポスタリスト、カッサンドルに師事、その関係は師のアメリカ進出まで約十年間続いた。長い険しい下積み時代が続くが、それまでの濃い霧を振り払うかのように〈牛乳石鹸 モンサヴォン〉で一躍ポスタリスト界のトップランナーになったのが、サヴィニャックが41歳の時。それからというものパリの街には彼のポスターを見ない日はないという状況になる。
当時の人々が「ヴィジュアル・スキャンダル」や「視覚ギャグ」という評価をしたことでも彼の特異な才能があったことを想像させる。その後、2002年に94歳で永眠するまで、精力的に仕事に取り組み世界各国の企業のポスターを制作した。
 本展では、2007年に生誕100年を迎えるサヴィニャックを讃え。彼の様々な貴重な原画を中心に当時のオリジナルポスター、復刻版ポスターにオリジナルグッズも充実させて展開する。またガーナ共和国の通貨として使用できる100周年記念コイン(世界限定500個)が日本では始めて発売される。
後にも先にもポスタリストとして、多くの作品を残し、パリの人々、後に続くアーティストたちに影響を与えた人物はサヴィニャックをおいて他には居ないだろう。その彼の歴史を、作品を通して深く知るきっかけとなるにちがいない。
自身もサヴィニャック作品のコレクターでもある、山下純弘氏(ギィ・アンティック ギャラリー)によるギャラリートークを予定している。生前のサヴィニャックや、作品について、氏の体験を交えお話頂く。

ギャラリートーク開催:3月25日(日)16時より / 30日(金)18時より

詳細はレイモン・サヴィニャック展にてご確認ください。

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