各ニュースサイトでも速報で取り上げられていますが、米国娯楽大手のウォルト・ディズニーがソフトバンクモバイルの通信網とと販売店舗網を借りて、日本の携帯電話市場に参入するとのこと。
端末についても、ウォルト・ディズニー専用の端末をソフトバンクモバイルとの共同開発で販売をしていく方針だという。
以下関連記事ニュースサイト
・ディズニー 携帯参入を検討【NHKニュース】
・携帯、回線借り参入・米ディズニー来春にも 【NIKKEI NET(日経ネット)】
・ディズニーが携帯参入へ ソフトバンクが回線提供【中日新聞(CHUNICHI Web)】
・ディズニーが日本での携帯事業参入へ【スポニチ Sponichi Annex 速報】
・ディズニー、国内携帯市場に参入へ=ソフトバンクの回線使用-来春にも【時事ドットコム】
販売開始は来年の春を予定しており、通信量やサービス内容はディズニーが独自に設定するとのこと。
契約するにはソフトバンクモバイルの販売店に出向いてディズニーとの契約を行うとのこと。
既に米国で展開しているディズニーの携帯電話向けサービスについては、
・Disney,MVNOモデルのモバイル・サービスを年内で打ち切り 【ITpro】
にあるように、中止されるようだ。
今回の日本市場への参入は、、「MVNO」(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる、「仮想移動体通信事業者」という仕組みで、簡単に言うと
仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator=MVNO)は、携帯電話やPHSなどの物理的な移動体回線網を自社では持たないで、実際に保有する他の事業者から借りて(再販を受けて)、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のこと。
今回の参入については、昨年"ITpro"の連載
・【集中連載 通信大改革の行方】(1)
新規参入とMVNOで激震する携帯電話業界
でも取り上げられていたことですが、ついに実現するようです。
日本のモバイル市場に関しては、政府の進めるユビキタスネットワーク構想を基に推進されていることで、携帯電話の保有率は横ばいになってきているものの、サービスやコンテンツの拡充、発展は今後大きなビジネス市場になるとして期待されています。
米国のモバイル通信の速度よりも非常に高速、大容量な日本のインフラは、娯楽やメディアに強いディズニーにとっては、非常に魅力的な市場であり、ソフトバンクモバイルとっては、利用者の月額基本料などを抑えながら、ディズニーに回線を貸し出すことによって収益の拡大を狙えることが魅力に映ったのでしょう。
MVNOによる新規参入でのサービス、コンテンツの多様化が、モバイル市場にどのような影響があるのかについて、時間はかかりそうですがチェックは続けていく必要があるでしょう。
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