情報処理推進機構(IPA)が、情報家電、カーナビ、携帯電話について「複数の組込み機器の組み合わせに関するセキュリティ調査報告書」をWebサイトで公表しました。
報告書の中では、ネットワークによって複数の機器が連携される様々な利用シーンを想定し、開発者側、利用者側双方に注意すべき5つのポイントを上げている。
- 保護すべき情報種別の拡大
情報家電やカーナビが繋がっていくことにより拡大する個々の情報では個人を特定できなくても、それぞれの情報を集約することで特定可能になる恐れ - 中間に位置する機器の脆弱性
セキュリティレベルの異なる情報家電、カーナビが繋がることによる脆弱性による、情報漏洩や不正アクセスの懸念 - 意図していない情報の拡散
情報家電、カーナビが、周辺機器や外部ネットワークと繋がることによって、利用者の想定を超えた範囲まで拡散する可能性 - 利用者や連携する組込み機器の多様化・不特定化
子供と成人など、環境は同一でありながら異なる利用者のリテラシレベルによって起こりえる危険 - 社会・生活への影響の深刻
玄関のドア、エアコン、お風呂といった生活インフラと、テレビなど娯楽系機器が同一ネットワークに接続される際に起こる被害を最小限に留める事の重要性
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