iPhone 3G Sの「S」はスピードのS
ついに次世代iPhoneである3GSが今月26日に発売され、日本以外は、米国をはじめ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国の8カ国で6月19日に発売が開始すると、
米サンフランシスコMoscone Westで8日に開幕した同社の技術者向けイベントWWDC 09(Apple Worldwide Developers Conference 2009)の基調講演で、フィル・シラー上級副社長らが明らかにした。
1週間後にさらに6か国で発売。7-8月には90か国で発売する。
カラーはブラックとホワイトで、価格は16GBモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル。
また前モデルのiPhone 3Gは99ドルに値下げして販売を継続する。
基調講演ではiPhone 3G Sに搭載する新OS「iPhone OS 3.0」の概要も紹介。
従来のiPhone OSではできなかった「コピー&ペースト」ができるようになったほか、本体を振ることで「アンドゥ(操作のやりなおし)」に対応している。
また、「Find my iPhone」機能も搭載した。
利用できるのは同社の有料モバイルサービス「MobileMe」ユーザーに限られるが、万一iPhoneをなくしてもPCから端末の位置を確認したり、ディスプレイにメッセージを表示したり、情報を削除したりできるようになった。
「iPhone OS 3.0」は6月17日にリリース。現行のiPhoneユーザーには無料で、「iPod touch」ユーザーには9ドル95セントで提供されるとのこと。
【関連・引用】
ようこそiPhone 3G S。「S」はスピードのS|TechCrunch JAPAN
製品名に付けられた「S」の意味は
製品名に付けられた「S」はスピードの速さを表し、アプリケーションがこれまでの2倍の速さで起動するほか、ウェブサイトの表示が3倍程度高速化。
添付ファイルの表示も3.6倍速くなり、300万画素のデジタルカメラを搭載。
オートフォーカスやタップによるピントや露出の調整、動画撮影にも対応。
このほか、音声で発信したりiPodの操作ができるボイスコントロール機能や、方位を示すデジタルコンパスも搭載。
バッテリー持続時間は9時間で、iPhone 3Gの3時間から大幅に伸びた。
アップル開発陣が明らかにしたという、仕様は次の通り。
●ラインナップは32GBモデルと16GBモデル
●価格は299ドルと199ドル(現状維持)
●OLED(有機EL)ディスプレイ
●3.2メガピクセルカメラ
●ビデオ撮影および編集機能
●画像と動画をMMSで送信可能
●バッテリ寿命が1.5倍に
●RAMおよび処理パワーが2倍に
●FMトランスミッタ
●コンパス内蔵
●カメラ、GPS、コンパス、Googleマップの組み合わせで、位置情報を含む写真の特定
●ターンbyターン型(交差点での矢印表示)ナビ
●よりスリークなデザイン
●iPhone本体の周囲にあるクローム調の縁がなくなる
●背面はラバートレッド
●背面のAppleロゴが点灯
国内の販売元、ソフトバンクショップの情報
国内での販売元であるソフトバンクショップでは、
新規契約・新スーパーボーナス(24回分割払い)で購入する場合、
・16ギガモデルは実質負担は月額960円(計2万3040円)
・32ギガモデルは月額1440円(3万4560円)
となるとのこと。
9月30日までは「3G」と同じく「iPhone for everybody」キャンペーンが適用され、16ギガモデルが月額480円(計1万1520円)、32ギガモデルが月額960円(計2万3040円)となる。
加速化するスマートフォン市場
2009年に入り、iPhoneやBlackberryの市場参入が始まり、国内キャリアも春モデルからHTC製のAndroidケータイをはじめ、国内メーカー製のスマートフォンも続々と登場している。
図はmyRTモバイルの発表したiPhoneとSmartPhoneによる、携帯サイト利用者の推移だが、iPhoneのセッション数が安定して伸びている。
3月以降、キャンペーンなどを行っているものの伸び率は減少しているが、
初代iPhone登場以前にソフトバンクと契約した利用者が、2年の割賦を終え、そろそろ新端末に乗り換えようというタイミングを考慮すると、6月末の3GS投入によって、増加するのではないか。
SmartPhoneについては、Blackberryを含め、HTC製Android端末、HT-01AやHT-02A、X04HT、X05HTなどの国内製SmartPhoneを含んでいる。
わかりやすいくらいに、春モデル投入後にSmartPhone利用者が増加していることがわかる。
携帯全体からすれば利用者は微々たるものではあるが、今後の携帯端末の傾向を考えると、フルブラウザ端末は増えることがはっきりとわかる。
コンテンツ事業者は、安易にフルブラウザ携帯の増加により、携帯サイトをわざわざ構築しなくても良いという判断を取らずに、
モバイラーの行動傾向、ライフスタイルを把握し、PCとの行動の差異をつかみ取りコミュニケーションを行うかを意識しないと、ビジネスの成功は無いだろう。
PCサイトでPVの増減に一喜一憂してみたり、あれもこれもやってみたけど、売上が伸びないなどといった悩みは、今動いている顧客がどのような特性を持っているかを把握していないため、
どのような特性の顧客に、どのような施策を行い、そのためにどの程度のコストをかけるべきなのかを把握し、実践、分析を繰り返すことが益々重要になってくると感じている。
【関連・引用】
無料携帯サイト解析ツール「myRTモバイル」(http://myrt.auriq.com/mobile/jp/)
iPhone 3GS機能完全ガイド|Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
ついに新型「iPhone 3G S」が発表!iPhone 3G Sの新機能まとめ。|和洋風@
ソフトバンクが「iPhone 3G S」の価格を発表~16GBモデルが月額480円から|iPhone・iPod touch ラボ
ソフトバンク、「iPhone 3G S」の価格を発表 キャンペーン料金適用可能|iPod touch/iPhone 情報局
iPhone 3GS の価格が発表される|clmemo@aka
iPhone 3G Sの価格、機種変更は?|SPIRIT ETHER BLOG
『iPhone 3G S』、日本での発売時期と価格が判明|リンゴが好きでぃす♪2.0
日本初上陸、ついにNTTドコモがAndroidケータイを発売!! か?
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