【myRTで始めるアクセス解析:第12回】SEO対策の為の"myRT"活用法でもレポートしましたが、
売れるキーワードというものが存在するのかという視点でレポートをしてみたいと思います。
売上を伸ばす、コンバージョン増加に繋がる検索キーワードは存在していると言えます。
そもそも一検索エンジンにて、検索キーワードに引っかかる件数を見れば、効果的なキーワードを見つけ出すことは難しいとはいえ、存在しないとは言えません。
コンバージョン増加に繋がる検索キーワードとは
検索キーワードと検索結果は、SEOのキーワードツールやSEOコンサルティングといったビジネスが成り立っているように、1つの市場として存在しています。
需要の高い検索キーワードに対して施策を重ねるよりも、需要と供給のバランスが崩れている、需要に対して関連性のある供給に紐付くキーワードを探し出し、効果を上げないと費用対効果を出すことができません。
昨今検索窓にキーワードが埋め込まれた広告が多く出回っていますが、必ずしも企業に紐付いたものにはなっていません。
広告閲覧者が頭の中で企業名称や、商品の内容と結び付けることにより、あたかも検索窓の中にあるキーワードが該当商品のキーワードであると思い込ませる手法を取っている事が多々あります。
企業側は、検索してもらうことで誘導のきっかけとしたい事がメインであり、必ずしもコンバージョンに至ることを1回の検索に対してのゴールにする必要は無いのです。
検索にて誘導して、印象に残すことができればそれで良い。
という考え方であれば、検索キーワードに対するコンバージョンの考え方も変わってくると思います。
検索連動広告のポイント
PPCに関しては、よりネット上で検索される事が多く、かつ競合相手の少ない言葉を探し当てる必要があります。
サイトの目的、コンセプトに合ったキーワードの選択は非常に重要なのですが、競合の多いキーワードを狙っても、キーワードの価格が高く、ユーザは目的に対して比較の要素があった場合はよりコンバージョンレートが下がります。結果広告費用対効果が下がるという連鎖を生み出してしまいます。
例えば「ミリタリー」を中心としたWebビジネスサイトにおいて、「ミリタリー」というキーワードでは月間検索件数が40,000回と膨大ではありますが、多くの競合ショップの広告で埋められてしまっています。
より一部のキーワードに特化して、例えば「ミリタリーブーツ」としてもやはり競合ショップの広告が多数を占めます。
そこで、多少検索件数は下がるものの「迷彩」(25,000回/月)や「カモフラ」(2,000回/月)に変更することで、広告費用対効果を上げる施策に繋げることが可能になります。
PPCには値段が付いていますが、膨大に存在するキーワードの中には、本来非常に高い価値があるにもかかわらず、非常に安い価格で存在しているキーワードが多数眠っています。
検索数がそこそこ多く、安価なキーワードを見つけ出すに当たり、アクセス解析データによる、ユーザの自然検索ワードの傾向と、行動パターンが重要なポイントとなります。
効果的な検索キーワードは検索エンジンにランクインすることがゴールでは無い
検索エンジンへのSEO対策や、SEM対策も重要ですが、それ以上に重要なポイントは、誘導した後にユーザの検索キーワードに沿った情報を提供できているか、より興味を喚起しサイト内へ引き込むことができているかといったLPO(Landing Page Optimization)が確立されているか、ユーザビリティに問題は無いかといった、サイト自体の構成にあります。
キーワード施策を行っただけでは、コンバージョン増加に繋がる検索キーワードとはなりません。
サイトの目的とコンセプトが、検索キーワードをもって、ユーザのニーズに結び付くこと。
この事が"コンバージョン増加に繋がる検索キーワード"とするポイントです。
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