オンラインビジネスにとって、広告媒体の内ユーザがサイトを訪問するきっかけとなり、購入に至るまでの行動を知ることができることは、非常に重要なポイントとなります。
WEB 2.0時代の大きな変化の1つとして、"媒体選択肢の多様化"は重要なキーだと感じています。
ロングテール手法という概念が広く認知され、特定のマス媒体へのアプローチ手法としての個別メール配信、One to Oneによる個々の趣味趣向に合わせた情報の配信、広告出稿など、媒体を効率よく大量に捌く方法の進化と媒体選択肢の多様化は、オンラインビジネスとユーザとの距離をユーザ側の立場から縮めていくことができ、コミュニケーションを取りやすくなったという点で、マーケティング手法も変化をしていくべきだと思っています。
検索エンジンを利用してサイトを訪れるユーザは、入力するキーワード分野に興味、関心を持っている見込み客である可能性が高いと考えるのは当然のことだと思います。
よって、キーワードに対してSEO/SEMのコストを投下する比重も高くなります。
SEO/SEMの効果測定方法は"myRT"でも、その他のツールにおいても次のようなことが言えると思います。
同一セッション内のユーザ行動が前提となり、コンバージョンに至った、もしくは測定ポイントに至ったユーザがどのようなキーワードでどのページに来訪したのか。
という視点でしか分析を行うことができません。
行動履歴からユーザの嗜好を分析し、ターゲットを絞って対策や施策を行うという流れ、スピードに追いつくことは非常に困難です。
過去にさかのぼったセッションに含まれるユーザの行動履歴を収集して分析をすることは、ログデータとして全て溜め込み、インデックスを付けた状態でデータベースに格納することで可能になると思いますが、ログ集計同様にデータを抽出し解析データとして読み取るまでの時間、抽出したデータの正確性などなど、ワークメジャメントの負荷とリスクは結局改善されないと思います。
このようなユーザが起こした行動で、企業側が意図しない行動を起こしたユーザの行動解析や、企業側が意図することができない水物の広告、話題などの影響による効果測定に関しては、今後ERPを含めた解析ツール市場に求められる課題となると思います。
Leave a comment