アクセス解析ツールのメリット・デメリットにて、
■アクセス解析ツールのアーキテクチャの種類
■タグ型解析ツールのメリット
■解析ツールで何をするのか
という無料解析ツールなどで一般的なタグ型を元にレポートしました。
また、
Webアクセス解析ツールの選択方法にて、アクセス解析ツールの比較検討時に重要な要素として、
■TCO(Total Cost of Ownership)を軸として考える
■来たるべき将来のユーザ環境への対応
■コンテンツの安定利用と運用リソースの削減
という3つの視点で選択することが重要である事をレポートしました。
今回は具体的な製品を元に、各アーキテクチャの特徴と共にレポートをしたいと思います。
これら製品特徴を元に、解析ツールの選択方法と照らし合わせて、自社にあった製品を検討することをお勧めします。
ClickTracks(クリックトラックス)
・提供会社
IMJビジネスコンサルティング
・アーキテクチャ
ログ形式
・ポイント
サーバまたはクライアントにインストールしたソフトウェア経由で解析データを確認。
特長の1つにユーザーの分類機能がある。
ランディングページ(解析対象サイト内で初めて見たページ)のURLに細工をすることで、ランディングページごとに訪問者を分類することが可能。
例えば「メルマガ」と「キャンペーンバナー」経由での訪問者など、ユーザー属性ごとの特徴をつかむことが可能。
・価格帯
ソフトウェアの価格は10万5000円~
必要な機能に合わせ高機能版を選択することも可能。
WebTrends(ウェブトレンズ)
・提供会社
アイ・ティ・フロンティア
・アーキテクチャ
サーバログ形式 & タグ形式
・ポイント
標準的なレポートはもちろんのこと、マーケティングや売り上げとの関連レポートを行うことも可能。
従来のサーバログ形式のツールから、現在はタグ形式にも対応。
・価格帯
機能や、サイト規模に応じて価格は変動。
パッケージは19万7400円~
4種類がラインアップされています。
SiteTracker(サイトトラッカー)
・提供会社
アスキーソリューションズ
・アーキテクチャ
サーバログ形式 & タグ形式
・ポイント
従来のログ形式のソフトウェアから、現在ではタグ形式にも対応。
蓄積されたログファイルをアスキーソリューションの管理するサーバに転送して分析する「サイトトラッカー for ASP」というサービスも展開しています。
・価格帯
解析対象のログファイルのサイズや解析したい項目などによって、複数のエディションが用意されている。
別途Oracleなどのデータベースソフトが必要になる高機能版では、データベースのスキーマが開示される。
Urchin(アーチン)
・提供会社
プロトン
・アーキテクチャ
サーバログ形式 & タグ形式
・ポイント
サーバログ形式のツール。タグ形式の併用も可能。
・価格帯
標準的なパッケージソフトで26万400円
分析したい内容や規模などにより「コマース・モジュール」「キャンペーントラッキング・モジュール」といったオプションを追加可能。
SiteCatalyst(サイトカタリスト)
・提供会社
オムニチュア
・アーキテクチャ
タグ形式
・ポイント
リアルタイムに近い分析が可能。
使いやすいインターフェイスで自由にレポート設計ができることが特長。
各担当者が自分で簡単にレポートを見ることができるため、システム担当者がレポート生成に掛けていた手間を軽減させることが可能。
検索連動型広告・キャンペーンのROIの測定が中心の製品。
外部データとの連携もできますが、Webページに挿入するタグを調整すれば分析に必要なさまざまなデータを取得可能。
特に米国の大手企業で多く採用されており、日本でも導入社数を伸ばしている。
・価格帯
不明
WebConductor(ウェブコンダクター)
・提供会社
エーアイピーブリッジ
・アーキテクチャ
パケットキャプチャ方式
・ポイント
解析結果の確認はメール。
あらかじめ定型化されたフォーマットに基づき作成されたレポートが毎日メールで配信。
配信されたレポートはエクセルで加工作業可能。
・価格帯
ライセンス料金は月額9万8000円の固定料金
Visionalist(ビジョナリスト)
・提供会社
デジタルフォレスト
・アーキテクチャ
ログ形式 & タグ形式 & パケットキャプチャ形式?
・ポイント
タグ形式が基本。
ログ形式やパケットキャプチャ形式での運用も可能。(パケットキャプチャでの公開実績無し)
ライセンス購入し自社運用することが可能。
・価格帯
月額5250円~
サイトの規模や機能の差異によってさまざまな料金プランがある。
RTmetrics(アールティ・メトリックス)
・提供会社
オーリック・システムズ
・アーキテクチャ
パケットキャプチャ形式 & タグ形式
・ポイント
ネットワーク内を流れるパケットから情報を取得する国内唯一のパケットキャプチャ形式のアクセス解析製品。
最新版ではタグ形式での解析にも対応。
リクエスト、レスポンスの解析が可能なため、動的ページや決済ページの解析も容易に可能。
SSLページの解析にも対応済み。
携帯サイトのユーザ動線解析、広告効果測定やPCサイトとのクロス集計が可能。
パケットキャプチャという特性上、ワンセグ(BML)ゲーム端末からのアクセスなど次世代端末からのアクセス解析にも対応可能。
レポートインターフェイスを自由に設計可能。
各担当者ごとのレポート画面を提供可能であり、テンプレートに対して解析レポートをリアルタイムで抽出し生成可能。
システム担当者やマーケティング担当がレポート生成に掛けていたワークメジャメントを軽減させることが可能。
検索連動型広告・キャンペーン・QRコード・TVCM連動広告・雑誌媒体といったクロスメディアでのROIの測定が可能。
APIを公開しているため、非常に柔軟な外部データとの連携が可能。
SPSSとのマイニングやCMSとの連動、レポートデータをリアルタイムにサイトに表示などを容易に可能。
月間6億PVという超大規模なサイトへの導入事例も有。
・価格帯
タグ型の無料版~
専用サーバ導入による提供、Webサーバの環境や構成、集計レポートによって変化
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