Windows Vistaがリリースされ暫く経ちましたが、未だにWindows XP Proのままの筆者です。
一応Vistaをテストでインストールはしたものの、やはりアプリケーションやデバイスドライバなどの問題が発生すると仕事に支障をきたしそうで、まだ乗り換える程の勇気がありません。
インターフェースの違い、機能の追加、グラフィカル面で大きくイメージを一新したようですが、テスト導入したマシンではそもそもメモリが非力であったり、グラフィックボードが機能を活用する程に対応していなかったりと、全般的なテストは行っていません。
よってWindows XPとWindows VistaでのWebアクセスという視点で簡単なテストを行ってみた程度です。
Webアクセスに関してXPとの大きな違いは、
・Internet Explorer 7が標準
既にアプリケーションとしてはリリース済みですが、私はまだインストールしていません・・・アクセス解析データを参照しても、まだまだ0,3%~0,8%程度の利用者しか居ませんが、Vistaにプリインストールされていることで、OSのアップグレードによるIE7ユーザの拡大は徐々に進むでしょう。
ちなみにIE7にはデフォルトで検索ボックスとRSSリーダが用意されています。
RSS対応サイトを自動検出(auto discovery)しアイコンをクリックしてRSSを表示し、SubscribeリンクでRSSを購読可能にします。
デフォルトでは個々のRSSは一日一回自動巡回しますが、この巡回間隔を設定することも可能になっています。
ちなみにRSSでの購読データは無制限に蓄積でき、Podcastingのデータをダウンロード保存することもできます。
・サイドバーとガジェット
カレンダーや付箋はもとよりガジェットと呼ばれる形でアプリケーションをデスクトップ上に常駐させることができます。デフォルトでは「フィードライン」というRSSリーダが搭載されています。
このガジェットについては、Youtubeをサイドバーで流し続けたり、お気に入りのサイトを登録し常に最新情報を自動的に表示するなどの利用が可能になります。
・クイック検索ボックス
Windowsユーザには馴染みの深い「スタート」メニューに検索ボックスが搭載されました。
クイック検索ボックスでは、インデックスされたローカルファイルの検索や、Web検索を「検索」という形でまとめたものになります。
アクセス解析においてVistaでは上記のように「RSS」と「検索」という大きな2つのキーワードが存在すると感じました。
企業Webやパブリシティ(広告・宣伝)では、ようやく検索ボックスを扱ったものが増えてきましたが、まだまだRSSやユーザの能動的な検索という視点をもち、効果的に表現をしているものは見かけません。
Vistaの標準化により、RSSや検索に対してのモチベーションがよりユーザ側の能動的な行動になり、ブラウザを開く>検索エンジンにアクセス>検索ワードを打ち込む、という手順から、「スタート」>「検索」という携帯でサイトを閲覧するかのような気軽さに変わるであろうと感じます。
IE7を含め、RSSや検索の形が解析データに変化として現れるまでには今しばらく時間がかかると思いますが、ユーザの心理も含めた環境変化を捉え、準備を整えていくことは今から必要だと思います。
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