Web広告費・広告種別シェア2005-2006比較にて、Web広告全般の市場についてレポートしました。
検索連動型広告PPCの市場がWeb全般において5ポイント増加していましたが、検索連動型広告PPC市場に絞ってもう少し掘り下げて分析をしてみたいと思います。
検索連動型広告市場規模推移(2005~2006)
【出典】電通「2006年(平成18年)日本の広告費」2007年2月20日
市場規模推移のポイント
- 2006年度の検索連動型広告費は930億円
Web全体の広告費においては26%のシェア - 対前年度比において、2005~2006年度で58%と非常に大きく伸びている
データから感じる点
2005年から、Web 2.0というキーワードを元に、ロングテール手法などと共にマスマーケティング概念が広まり、検索連動型広告でのマスマーケティング手法が広く認知されたことが、58%という大幅な増加に繋がったと考えられます。
Overtureの広告出稿方法や概念が変わるという話しや、Adwordsにおいて地域ごとに広告出稿が可能になるなどのPPCのマス媒体手法の変化によって、2007年度はより検索連動広告PPCにWeb広告費用が牽引されていくと思いますが、同時に広告費用対効果の測定手法なども重要視されていくと考えられるため、2005~2006年ほどの増加は見込まれないのではないかと思います。
Webコンテンツの目的・ゴールを見極め、コンバージョン率を高める手法における、Webアクセス解析の重要性や活用法が同時に重要な要素となると感じています。
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