Web広告費と広告種別シェア 2005年~2006年
Webにおける広告費用と広告種類の割合がどの程度のものなのかが気になったので、2005年と2006年のデータを元に特性を含めて考察をしてみたいと思います。
2005年度Web広告費・広告種別シェア
【出典】電通「日本の広告費」
2006年度Web広告費・広告種別シェア
【出典】電通「2006年(平成18年)日本の広告費」2007年2月20日
2005年度-2006年度のポイント
・2006年度Web広告全体に占めるシェアにおいて
モバイル広告市場(11%)
検索連動型広告PPC(26%)
・2005年との比較において
モバイル広告市場 1ポイント増加
検索連動型広告PPC 5ポイント増加
・モバイル広告・検索連動型広告以外のシェアは69%から64%へ減少
このように2005年度から2006年度のWeb広告市場の変化を見比べてみると、検索連動広告PPCによってWeb広告費用が牽引されている傾向が見て取れます。
Overtureの広告出稿方法や概念が変わるという話しや、Adwordsにおいて地域ごとに広告出稿が可能になるなどのPPCのマス媒体手法の変化によって、2007年度はより検索連動広告PPCにWeb広告費用が牽引されていくと思います。
モバイル広告についても、Google、Yahoo!をはじめとするモバイル専用検索エンジンの登場により、広告費のシェアは増加すると思いますが、モバイル広告効果、モバイルという媒体効果との連動性から見た広告費用対効果の観点からは、爆発的なシェア増加にはもう暫く時間がかかると思っています。
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