Webアクセス解析の一連の流れについて、長々と【myRTで始めるアクセス解析】という形で、Webアクセス解析をタグ型、Webビーコン型のmyRTを例として、基本解析内容を閲覧するところから、サイトへ来訪した訪問者の行動解析、外部広告媒体などからの来訪者の分析というROI、広告効果測定という流れでお話しをしてきました。
ここで、一度間を取って、コンバージョンを測定するポイントをもう一度考えてみようと思います。
コンバージョン測定に使われる用語
無料アクセス解析ツールのmyRTには、日本では一般的でないCPDという用語もあるので、それらの用語も含めて説明しようと思います。
サイトに一人でも多く集客を促すために支払う広告費用の指数
CPC: Cost Per Click = 1クリック誘導するのにかかるコスト
CPM:Cost Per Mill = 1000インプレッションの露出にかかるコスト
CPD: Cost Per Day = 1日の露出にかかるコスト
PPC: Pay Per Click = 検索連動型広告のクリック数に応じて費用を払う仕組み
サイト内のゴールページ1件にかかるコストの指数
CPA: Cost Per Acquition = 1件のデータ獲得にかかるコスト
このCPAが、次の施策を図る重要なポイントになる。
CPA=CPC/CR (CR: Conversion Rate)
という関係式を元に、
CPCを下げるために、外部からの集客を増やすためにどのような施策を行うのか
CRを上げるために、サイト内でのユーザの行動に対してどのような施策を行うのか
といったポイントを見つけ出すことができる。
myRTの場合、今のところCPAという表記でひとくくりにされていないため、CVR(Conversion Rate)とROIという表記で%が出力され、次の施策のポイントを見出すことが可能になります。
myRTの場合は、サイト外からのコンバージョンと、サイト内ユーザ行動でのコンバージョンという両方の視点で数値を閲覧できるため、予算が決められている場合、どの測定結果に対してCPCを下げるのか、CRを上げるのかといった判断材料になる点で非常に魅了を感じています。
再度【myRTで始めるアクセス解析:第5回】ROI解析による広告効果測定方法にて決めた、サイトの目的を思い起こして、ユーザの行動とサイトのコンセプト、それぞれに合った施策を考えてみると良いと思います。
次回は、コンバージョンレートの算出方法についてレポートしたいと思います。
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