TVCMや電車内広告、雑誌媒体などにおいて"続きはWebで""○○で検索"といったWebサイトへ誘導する広告手法を目にします。
実際にこのような広告の媒体効果はどれだけあるのか、解析結果ではなく、市場調査結果と、より効果的にTVCMなどWeb以外の媒体からWebへ誘導するにはどのようにしたら良いのかをレポートしてみたいと思います。
"続きはWebで""○○と検索"など、Webサイトへ誘導するCMを見て、実際にサイトへアクセスすることがありますか?
【出典】インフォプラント「テレビCMに関する調査」プレスリリース 2006年11月27日
データからのポイント
TVCMなどリアル媒体の認知効果は高いと言えると思いますが、
実際に"続きはWebで""○○と検索"を見て来訪するユーザは残念ながらほとんどいないようです。
TVCMやリアル媒体の考え方は不特定多数へのプッシュ型広告であり、Webに引き込んだ後も企業からの情報を一方的に伝えているケースが多いことと、
リアル媒体ユーザはリアル媒体以上の情報を求めていないという傾向があるのかもしれません。
Web2.0時代のコンテンツ特性として、CGMという概念があるというレポートをWeb 2.0時代のマーケティング手法の基本的な変化にてしました。
簡単に言うと、ユーザーが主体となってメディアをつくっていく流れを捉え、対応していくことが重要であり、AIDMAからAISAS、AISCEASへの変化が起こり、S(=share)という点がキーになっているというレポートでした。
TVCMやリアル媒体からWeb広告効果を上げるには
Web 2.0時代のコンテンツはユーザーが自ら情報を発信できるメディアになっているので、他媒体から誘導したユーザーが、さらに他ユーザーを呼び込むような施策をとることが出来れば、広告効果が更に見込めるということになります。
つまり、ユーザ参加型のランディングページを作ることで"続きはWebで""○○で検索"の続きを楽しみにして来訪し、続きの情報を得たユーザは企業の目的とするコンバージョンポイントへ到達する行動を取ってもらえる可能性が高まります。
呼び込む事のみが目的となってしまうと、サイトへの来訪のみで完結してしまいます。
"続きはWebで" "○○で検索"
といった話題のコピーを水物の広告手法として利用するのではなく、その先のストーリー、シナリオを十分に検討し、ユーザと一緒にサイトを作り上げていくことができるコンテンツ・広告施策であることが大きな成果を生み出すと考えます。
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