myRTモバイルのUIが一新!無料でケータイSEO/SEM対策に有効なレポートが閲覧可能に
2009/2/16付にて、無料でケータイサイトのアクセス解析が可能な「myRTモバイル」に、
- 検索エンジンと参照元
- 検索ロボット
の項目が加わり、ケータイサイトの無料アクセス解析ツールにSEO/SEMに有効なレポートが閲覧可能になった
【関連】
無料ケータイサイト解析ツール「myRTモバイル」:http://myrt.auriq.com/mobile/jp/
PHP Tagを利用することで、ページ毎のレポートから検索ワード、参照元まで分析可能
公開当初は透過GIFを用いたHTML Tagを、解析対象サイトのbodyタグの間に記述することで、今の来訪者の情報から、時間帯別のPVやセッション情報、キャリアの比率や機能についてのレポートが閲覧でき、検索ワードや参照元についての分析ができなかった。
また、ページ毎のPVなどを分析するには、ページ毎にタグを書き換えて貼り込む必要があり、数十ページから数百ページといったケータイサイトで利用するには、手間がかかる手法だった。
今回のリリースで、解析対象サイトのPHPプログラムを利用し、発行されるPHP Tagを解析対象サイトに組み込むことで、ワンタグで全てのページの各ページにおけるPVやセッション数の分析が行えるため、解析においてタグを貼る作業は全く手間がかからなくなっている。
また、機能面においても、広告やリンクなど、どういった外部サイトから来訪しているのか、お気に入りなどから直接来訪しているのかといった参照元の情報や、どの検索エンジンを利用して、どのような自然検索ワードで来訪したのかといった、検索エンジン、検索ワードの情報を解析することが可能となった。
注意点としては、ケータイ解析において常識となっているが、キャリアの仕様上DoCoMoにおいては参照元や検索キーワードといったリファラ情報がカットされるため、解析することはできない点は、他のケータイ解析ツールと変わらない。
「検索エンジン」「検索キーワード」「検索エンジンからの流入」「参照元サイト」「参照元からの流入詳細」
検索エンジン(トップ10)
検索エンジンについては「検索エンジン(トップ10)」というレポートになっており、来訪者が利用した検索エンジンのトップ10が閲覧できる。検索キーワード(トップ10)
検索ワードについては、「検索キーワード(トップ10)」というレポートになっており、来訪のきっかけとなった自然検索キーワードのトップ10が閲覧できる。検索エンジンから流入(表)
検索エンジンや検索ワードに加えて、利用された検索エンジンに対しての検索ワードと、それらがどのページにランディングしたかといった、ランディングページ分析も可能であるため、LPO(Landing Page Optimization)、ランディングページ最適化を行うに当たって強力なレポートの閲覧も可能となっている。 対象となっているページに対して、どのようなキーワードが多く、またどの検索エンジンが利用されているのかによって、キーワード選定や流入戦略の構築がかなり楽になる。 表示された項目ごとにエクセルでダウンロード後集計することも可能だし、CSVにて全件を一気にダウンロードすることも可能なので、あとはエクセルにて再集計をすれば、かなり戦略に有効なレポートが作成できるだろう。参照元サイト
何も表示が無い項目は、お気に入りやURLの直接入力からのアクセスと、DoCoMoなどリファラ情報がカットされている訪問者であり、それ以外は流入元のサイトドメインが表示される。参照元をパラメータなどで分析するわけでは無く、入ってきたページにおいてパラメータで参照元のサイトや広告を判断するため、参照元でのレポートでは広告流入元としての分析を行わず、どのような外部リンクからの流入が多いのかをざっくりと把握する程度に使用すると良いと思う。
検索エンジンから流入(表)
検索エンジンや検索ワードに加えて、利用された検索エンジンに対しての検索ワードと、それらがどのページにランディングしたかといった、ランディングページ分析も可能であるため、LPO(Landing Page Optimization)、ランディングページ最適化を行うに当たって強力なレポートの閲覧も可能となっている。 対象となっているページに対して、どのようなキーワードが多く、またどの検索エンジンが利用されているのかによって、キーワード選定や流入戦略の構築がかなり楽になる。 表示された項目ごとにエクセルでダウンロード後集計することも可能だし、CSVにて全件を一気にダウンロードすることも可能なので、あとはエクセルにて再集計をすれば、かなり戦略に有効なレポートが作成できるだろう。DoCoMoの参照元、広告解析も可能に!!ケータイサイトのROI解析に使える!!
「検索エンジンからの流入(表)」 「参照元からの流入詳細」 上記2つのレポートにおいて一番ありがたいのは、URLパラメータも取得できるため、広告ごとにパラメータを付与したり、サイト内で商品ごとにパラメータを付与している場合などでも、「入口ページ」の項目に出力されるので、かゆい所に手が届くレポートとなっている点だろう。これは、リファラ情報が取得できないDoCoMoにおいて解析を行う際には非常に有効なレポートとなる。
基本的にDoCoMoはキャリアの仕様上リファラ情報がカットされてしまうため、参照元や検索キーワードの分析ができない。
パラメータを使用しても自然検索キーワードの分析は行えないのだが、
広告出稿時、バナー広告やテキスト広告、キーワード広告のみならず、QRコードなどにも、誘導ページのURLにパラメータを付与すれば、myRTモバイルのPVや入口ページの項目にて、パラメータ付きのURLレポートが閲覧できるので、各種広告ごとの効果測定、ROI解析が可能となる。
レポートテンプレート自体が待ち遠しいところだが、エクセルでの表示レポートダウンロードやCSVでの全件ダウンロードが可能であるため、エクセル上での再集計で非常に容易に広告の効果測定が可能となっているのは、無料解析ツールでありながら、非常に高機能で使い勝手の良いアクセス解析ツールだと言える。
検索ロボットについての充実したレポート
ケータイサイトにおけるSEO/SEM対策に、検索エンジン(クローラー)の来訪頻度や、来訪した検索エンジン(クローラー)の種類について、クローラーがどの時間帯にどの程度来訪しているか、指定した期間にどのようなクローラーが来訪しているのかが分析できる。 これにより、何時くらいにサイト更新を行うことで効率的にクローリングをしてもらえるか、どのようなクローラーに対しての対策を効率的に行うことが可能だ。検索ロボット来訪時間別
指定した期間において、24時間中どの時間帯にどの程度クローラーが来訪しているのかを分析することができる。 各時間における来訪クローラー種別を洗い出すことは有料版で可能とのことで、無料版ではできない。来訪した検索ロボットの内訳
指定した期間における来訪クローラーの分析ができる。 クローラー名と来訪回数が表示される。PC版の無料アクセス解析サービス「myRT」もリニューアル
ケータイサイト向けの無料アクセス解析サービス「myRTモバイル」http://myrt.auriq.com/mobile/jp/の機能追加に加えて、 PCサイト向けの無料アクセス解析サービス「myRT」http://myrt.auriq.com/についても、Version 2.0がリリースされた。 現状では旧レポートも閲覧可能なので、 以前使用法などを本サイトにてレポートした「myRT」もまだ活用できる。2.0になってから広告効果測定レポートが無くなっていたり、サイト内行動レポート(パス解析)ができなくなっていたりと、サービス自体がまだ安定稼働していない点が非常に残念ではあるが、旧レポートは今まで通り安定稼働しているので、興味のある方は登録してみると良いだろう。
日本語サイトはできていないようだが、本サイトでも紹介している通り、登録後のレポートは全て日本語に対応しているので、使い勝手は非常に良い。
RTmetricsにはSaaS版があるようだが、SaaS版よりもシンプルで使い勝手が良くPVの制限も無いので、アクセス解析初心者にはおススメ。
また、本サイトの「Information Post」でも紹介している、「VisitWidget」http://visitwidget.com/では、myRTのデータを用いた、検索エンジンランキングや、閲覧ページランキング、来訪サイトランキングなどのウィジェットが紹介されている。
本サイトの検索キーワードや閲覧ページランキングもこのウィジェットを活用している。
利用実態統計レポートとの併用
運営をしているオーリック・システムズでは、機能追加と同時にケータイインターネット利用動向調査レポートを開示している。
myRTモバイルにて取得されたレポートを、統計レポートとして個別の登録サイトなどセンシティブな情報に触れない形で、
上記のようなケータイサイトを利用しているキャリアの比率や、キャリア毎の人気機種、人気シリーズレポートや、利用されている機能などの情報が公開されている。
これにより、自サイトへの来訪者傾向との比較や、現状のケータイサイトへの来訪者の傾向から新規モバイル事業の戦略立案などに活用できるだろう。
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