RFM分析とFMマトリクス分析の使い分けポイント
RFM分析を活用するにてR(recency:最新購買日)F(frequency:累計購買回数)M(monetary:累計購買金額)をポイント化した複合解析のレポートを行いましたが、数値化されたユーザのグループごとに最適な企画(キャンペーン)を行う際に、超短期的なキャンペーンについてはあまり向いていません。
より短期的な施策を行うに当たっての分析方法としては、FMマトリクス分析手法を用いる方法があります。
Web 2.0時代のCGMマーケティングの要素として、CAPDサイクルにおいて、ユーザとどのようなコミュニケーションを取るのか、その為にどのようなAction(施策)を行うのかを計画する際に、性別、年齢などの属性や購買履歴などのデータによってユーザを分類識別し、ユーザに合った最適なAction(施策)を如何に早く行うことができるかが重要なポイントとなります。
短期的な施策において最も多く利用されている手法は、過去の累計購買回数(F:frequency)と累計購買金額(M:monetary)をもとにユーザを分類する方法です。
FMマトリクスを利用すると直近の売上や購買回数の多いユーザ、売上は高いのに購買回数の少ないといった、高額商品を購入しているユーザ、まとめ買いをしているユーザ、購買回数は多いのに売上が低い低価格商品を中心に購入しているユーザなどを見出すことができます。
FMマトリクスは直近の購買履歴を基に分析をするので、ユーザの現在の状況を把握するのに最適な手法といえます。しかしFMのポイントによるランキングは常に入れ替わる可能性が非常に高いので注意が必要です。よってFMマトリクスによるユーザのポイントランキングはユーザとの長期的なコミュニケーションを確立するためのAction Plan(計画)を立てるには向いていません。
Webマーケティングにおいては、ユニークユーザを特定し、購入完了ページの解析と購買データをマイニングすることで、FM分析によって数値化されたユーザに対して直近で最適な企画(キャンペーン)を的確なOne to Oneマーケティングにて行うことが可能になり、企業の収益増加に繋げることが可能となります。
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